マウイ2 80歳のおばあちゃんと

80歳のおばあちゃんと一緒にマウイへ。おばあちゃんはパスポートの取得など出発まで大変だったよう。でも元気で出発しました。

おばあちゃん
前々から、妻のおばあちゃんを元気な内にハワイへ連れて行きたかった。もう、80歳である。おばあちゃんが泊りに来ていたとき、「おばあちゃんハワイへ一緒に行きましょう」と言うと嬉しそうにされた。何でも一度はハワイへ行ってみたかったらしいのだが、おばあちゃんはそれからが大変だったとか? 写真を取って、パスポートの取得に100Kmも離れた県庁まで2回も通ったり、身の回りの整理をしたり、80歳のおばあちゃんにはチョット大変だったよう。それでも出発当日は元気な姿で空港に現れたので安心した。

 

出発
いよいよ出発。夕闇が迫る頃の出発で、子供たちも「お父さん!夕日がキレイだよ!」と連発する。機内の食事が終わって間もなくして、スチュワーデスの方に、「子供たちにコックピットを見学させてくれませんか?」と聞くと、「多分大丈夫でしょう」の返事。しばらく待っていると、「準備ができましたからどうぞ」と言われ、コックピットに案内される。見るもの聞くものすべてが初めてで、興奮気味のようだが、子供たちにとっては良い経験になったと思う。席に帰って来てから、「お父さん、あんな狭い所に3人も居るんだね」という子供の言葉に、見せてやってよかったと思う。(親バカかな?)ふみ君はスパむすびを機長さんからもらって喜んでいた。
外はもうすっかり夜。興奮気味の子供たちは中々寝れないよう。私達が先か子供達が先かは覚えていないけど、何時の間にか眠っていた。今回の旅行では、飛行機に空席が目立ち、中の座席で体を横にして眠ることができた。
ホノルル空港到着前にもう一度機内食が出て、寝不足のまま1年ぶりに見るホノルルに到着。東の空がうっすらと明るくなりはじめていた。時計を5時間ほど進めてハワイ時刻に合わせ、さあハワイ入国。おばあちゃんも感激しているよう。

 

ハワイ1日目
ハワイに着いて早速マウイへのチケットを購入する。ハワイアン航空で一路マウイへ。1年ぶりに見るマウイの渓谷とハレアカラをみて、子供たちも、「お父さん!来たね!来たね!」を連発する。良く分かっているのだろう?
空港を降り立って、レンタカーを借りて一路キヘイへ。ホテルに着いたときには、皆疲れているようで、今日はゆっくりと休もうということになる。実は、昨年ここ(キヘイ)のホテルに着いたとき、早く着き過ぎて部屋の掃除が出来てなく、直ぐに部屋に入れなかったから、今回は1日早く予約しておいた。チェックインしたのが、9時過ぎだったが直ぐに部屋に入る事ができた。みんなベットの上で一眠りして起きたのが14時ころ。今日の食事はというと、ロブスターにステーキ。美味しく頂く。1日目は、ホテル内でゆっくりマウイを満喫していた。

 

ハワイ2日目
ハレアカラに朝日を見に行こうということで朝3時起きをする。時差と移動の疲れもあって昨日の日中に寝ていたから、皆この時間に起きてきて、お湯を沸かしてポットに入れ、あるだけの毛布を持って出発する。
朝3時過、満月に照らされた海を見ながら一路ハレアカラへ。標高が高くなるにつれ、月の光に照らされて、マウイの町と海がいっそうキレイに映る。標高3000mから見る朝日はとってもキレイだった。朝日の下にある雲海がマッチして、幻想的な光景を作り出している。西側では、ハレアカラの影が丁度ラハイナを包んでいた。
子供達はずいぶん寒かった様で、ブルブル震えていた。妻と足早に車の中へ駆け込み、カップにお湯を注いで味噌汁を作っていた。何でも、日本から持って来たようで、何という用意周到だろう。
朝日を見た後は山を下るだけ。登るときの暗さとは違って、眼下のすばらしい光景を見る。おばあちゃんは、ガードレールも無い道が左右に続くため、このまま落ちたら.....と何度も思ったそうだ。子供たちは寝不足のため、車酔いで気分が悪くなり、チョットこの下り坂は可哀相だった。
ハレアカラの帰りPaiaに住むおばあちゃん宅に伺うことにしていた。坂を下りながら、きっとあの白い波が立っているところが、Paiaの町辺りだろうと言いながら一路Paiaへ。
Paiaの町に来て、きっとこの近くなのだろうけど電話がない!人に尋ねたら、ご自宅はすぐそこだったのにビックリする。早速お邪魔し、海の見えるところで皆うらやましく思う。私の住んでいるところが山々に囲まれているせいもあるのだろうが、やはり海の見える家に憧れる。美味しい手作りのケーキを頂く。妻がそのケーキの作り方を教えてもらい、帰国して私に食べさせようとしたが、かなり味が違っていた。
朝が早かった分、ホテルに帰ってゆっくりと休む。夕方からは海で夕日の沈むのを見ながら遊んでた。といっても、一番下の子は海に来て1分もしないうちに、波をかぶってビショ濡れ。ブルブル震えていたから、妻が直ぐにホテルへ連れ帰える。結局、今日の夕日は見ることが出来なかったみたい!

 

ハワイ3日目
3日目は、ラハイナで買い物。昨年も訪れた画廊による。「昨日出たばかりの絵で、来週になると$1,000値上がりするのでラッキーです。」の言葉に、ついつい衝動買いしてしう。それでも、やはり届くかと思うと嬉しいもの。その後、友人へのお土産にTシャツを買い込む。帰国後枚数を数えたら20枚位あって結局自分が着るハメに!
夕食は、昨日のおばあちゃん宅での打ち合わせどおり、白木屋の前に16時30分の約束をしていたが、ラハイナを出たのが16時前。カアフマヌ・センターに10分前に着く。随分と早かった。ハイ!(笑)
夕食では、おばあちゃん夫婦、おばあちゃんの親戚夫婦と一緒に楽しく食事。天ぷらにステーキ、すきやき、そして刺し身と、思わぬ日本食にみんな大喜び。中でも天ぷらはとても美味しかった。ハワイでの家族的な温かさに包まれて大変感激した。日本に帰ってからも子供たちが、「ハワイのおじいちゃんが2人、おばあちゃんが2人できたネ」と満足そうに話す。子供たちにとっても一生忘れないで欲しいと思う。ハワイのおじいちゃん、おばあちゃん、ありがとう!
ハワイ4日目
4日目は、ホノルルへ急遽帰る。明日の日本へのフライトが変更になったためで、チケットを変更してもらい無事ホノルルへ。ホノルル到着後、タクシーで一路ホテルへ。7人での移動のため、2台に別れてタクシーに乗ることになるかと思っていたら、ラッキーな事に、リムジンのタクシー。一台でスムーズに移動することが出来た。今回の旅行では、ホノルルにアストン・アイランド・コロニーのホテルもキープしていた。

ホテルに着くやいなや今晩の夕食の話。
ハワイ最後の夜、おばあちゃんや子供達に、ディナーを食べながら踊りを見せてあげようと思い、電話であちこちに問い合わせを行い、何とか予約をすることができた。と、ここまでは良かったが、.....
何せ私たちの事、Tシャツに単パン姿しか着るものがなく、早速買い物に出かける。おばあちゃんと叔母さん、子どもにはムームーとアロハシャツを、妻と私にはポロシャツを買う。7人の服を買うのは大変だった。何せ、サイズがさっぱりわからない。それでも買って帰って、実際に着てもらうと、ピッタリだったようで私自信ホットした。予約したホテルへ行く。おばあちゃんも子供たちも、フラショウを見るのは初めてで随分と満喫したよう。食事の後は、ホテルまでの帰り道ショッピング。ホテルに着いたのは11時を回っていたから、約2時間買い物をしていた。買い物の時間は随分と早く過ぎる。沢山買い込んだお土産をスーツケースに詰め込んで、ガムテープで頑丈にテーピングする。実は、マウイを出るとき、スーツケースをハワイアン航空に預けたが、ホノルルに着いたとき一部が破けていた。ベットに入ったのは夜の2時だったか?

 

帰国
いよいよ日本へ帰る日。空港では、飛行機の爆破事件があったとかで、物々しい警戒がされている。一人一人のスーツケースを全部開け中身のチェック。私たちのも同様に開けてくれというが、テーピングしていたため何とかお願いして、X線だけの検査で許してもらう。いよいよ、日本へのフライト。窓からハワイの海岸を見ながら、また、ダイヤモンドヘッドを見ながらハワイともお別れ。さよなら。
旅行データ

行き先 ハワイ(マウイ島/オアフ島)
期 間 1996年10月22日から6日間
家 族 パパとママ
ぴー     (7才1ヶ月)
ふみくん   (4才11ヶ月)
みっちゃん (2才5ヶ月)
おばあちゃん(80才)
親戚のおばさん
宿泊先 カマオレサンズ/アイランドコロニー

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